トップページ|耳鼻科の病気(のどの病気)
耳鼻科の主な病気についての情報です
- その他の病気
- 顔面神経マヒ
- のどの違和感
- 「のどに何かひっかかっている感じがする」、「のどに何か詰まったような」というのは、よくある症状です。内視鏡で丹念に診察しても何ともないことがしばしばあります。「咽喉頭異常感症」といって、のどの神経症のようなものです。癌ができたのではと心配したり、ストレスも原因でもおこります。多くは胃食道逆流症といって、ゲップや胸やけが原因でおこるとされていますが、又、アレルギーが関与したり慢性副鼻腔炎で鼻がのどに下りる後鼻漏でおこることもあります。癌がかくれていることもありますので、長引く時は早期に受診しましょう。
- 声がれ(嗄声)について
- ヒトは話したり歌ったりして一生声を使います。声の使いすぎや喫煙等はのどを痛め、声帯にポリープや「ペンだこ」のような小さな隆起ができることもあります(声帯結節)。保育士や学校教師、エアロビクスや水泳のインストラクター、接客販売業などの職業の人は、声を酷使する代表です。サッカーや野球などの、スポーツで大声を出すことが多い子供たちにも見られます。カラオケの歌いすぎでもおこります。
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◎ 声を傷めないためには
- 大声でさけんだり、泣きわめいたりしない。
- 力んで話さない。
- カラオケルームやコンサート会場で大声を出したり、運動をしながら声を出さない。
- 風邪をひいている時には、声を使わない。
- タバコを吸わない。
- エアコンなどで室内を乾燥させない。
- 治療には、のどの安静を保ち、吸入薬や抗炎症剤を用いますが、改善されない時は手術が必要になることもあります。声がれは、喉頭癌の症状としても見られますので、続く時は受診してください。
- 声帯萎縮
- 高齢者の方で、「最近、声が出ない。声が枯れる」と訴えられる方がいます。特にポリープや癌が出来ていない場合、声帯萎縮の可能性があります。声帯は加齢とともに痩せていき、声が枯れる、震える、息が長く続かない、咳こむ、むせるなどの症状が現れます。
声帯萎縮は、自分でチェックしてみる方法があります。「あー」と息が苦しくなるまで声を出してみましょう。男性なら15秒、女性なら12秒続けば問題ありません。10秒未満の方は、声帯を若返らせる訓練をすると良いでしょう。日頃から意識して周囲の人とおしゃべりをしてしっかり声を出しましょう。カラオケもお勧めです。