トップページ|よくある質問
- Q:
- 耳垢がねばいのですが
- Q:
- 耳垢の掃除の仕方は?
- Q:
- 夜中に急に耳が痛くなったら?
- Q:
- 飛行機に乗ると耳が痛くなるのですが
- Q:
- 耳に虫が入ったら
- Q:
- 耳鳴りが治らないのですが
- Q:
- 補聴器がなかなか合わないのですが
- Q:
- 子供がしょっちゅう中耳炎を繰り返します
- Q:
- 滲出性中耳炎がなかなか治りません
- Q:
- 急に耳が聴こえにくくなったら
- Q:
- めまい=メニエール病ですか?
- Q:
- 乗り物酔いしやすいのですが
- Q:
- 鼻血が出たときの処置法は?
- Q:
- 鼻づまりに市販の点鼻薬をよく使いますが、最近効果がありません
- Q:
- 鼻の中を水で洗ってもいいのですか?
- Q:
- 蓄膿症(副鼻腔炎)は最近では手術しないのですか?
- Q:
- 脳ドックで蓄膿症(副鼻腔炎)といわれたが
- Q:
- アレルギー性鼻炎はどうして完治しにくいのでしょうか?
- Q:
- 岩国のスギ花粉症はどのようなものですか?
- Q:
- のどに魚の骨がひっかかったら?
- Q:耳垢がねばいのですが
- A:
- 耳垢には、乾燥したものと粘性のものがあり(アメミミ・ジュルミミ)、遺伝的に決まっています。日本人の7割は乾燥型です。
- Q:耳垢の掃除の仕方は?
- A:
- なるべく明るいところで、見える範囲を掃除しましょう。
あまりに硬く詰まってしまった時は、耳鼻科でとってもらいましょう。
掃除している時は、周囲にお子さんやペットがいないことを確かめてからにしてください。急に子供が体当たりしてきて、鼓膜が破れることがあります。あまり熱心に掃除しすぎると、外耳炎や耳にカビがはえることがありますので、ほどほどにしておきましょう。
- Q:夜中に急に耳が痛くなったら?
- A:
- 子供が風邪をひいた後に急に耳を痛がることがあったら、中耳炎の可能性があります。
ご家庭に常備してある痛み止めや解熱剤(座薬でもOK)を使ってください。
場合によっては、局所を冷やしても良いでしょう。翌日、耳鼻科を受診してください。
- Q:飛行機に乗ると耳が痛くなるのですが
- A:
- 急激な気圧の変化によって鼓膜の内側の中耳腔の圧と外界圧に差が生じ(特に飛行機の着陸の際)耳に痛みを感じることがあります。
予防策としては、外界の気圧変化に追いつくために耳管(中耳と鼻をつなぐ管)が開く運動を何回もすることが大事です。 水を飲んだり、ガムを噛んだりして嚥下運動を頻回に行ったり、両方の鼻をつまんで鼻をかむ時の要領で耳抜きをする方法もありますが、風邪をひいたり鼻の病気があるとおこりやすくなります。耳鼻科に相談なさってください。
スキューバダイビングの際にも同じようなことがおきます。
- Q:耳に虫が入ったら
- A:
- あわてずにその耳を上にして横になり、耳の中に油を静かに少量ずつ、あふれるように注ぎます。
虫はすぐに死んでしまいますので、その後耳を傾けて、静かに油をこぼしてください。
(鼓膜に穴のあいている方はお勧めできません)
その後、なるべく早めに耳鼻科を受診してください。
- Q:耳鳴りが治らないのですが
- A:
- 耳鳴りは原因不明のものも多く、残念ながら100%の治療法はありません。しかし最近は、いろいろな治療法を組み合わせて軽くすることが出来るようになりました。
低出力レーザーやイオン浸透法、又最近注目されているTRT療法(補聴器のような機械を耳に装着して、脳を耳鳴りに慣らしていく治療法ですが、まだ一部の医療機関しか行われていません)などがあります。
- Q:補聴器がなかなか合わないのですが
- A:
- 聴力が低下すると音が聴こえないだけでなく、言葉のききとり能力が衰えたり、会話のスピードについていけなくなります。補聴器は眼鏡のようにかけてすぐ聞こえるようになる訳ではありませんので、何度か調整をして慣れてゆくことが必要です。当院では試聴の上、何度も微調整を行いながら、フィッティングを行っています。使いこなせるようになるまで、2〜3ヶ月かかることもあります。
高度難聴の方は一部、公的補助を受けることができます。
難聴は、外観からは分かりませんのでまわりからは理解されにくいことが多く周囲の人の心配りが大切です。聞こえの不自由な方にはゆっくりとはっきり話しかけてあげましょう。
- Q:子供がしょっちゅう中耳炎を繰り返します。
- A:
- 小さい子供は、鼻の奥と耳をつないでいる耳管という管が短く水平になっていたり、機能が悪いため風邪をひくと鼻から耳へ感染をおこしやすくなっています。
又、集団保育がなされている乳幼児は、抗生物質のききにくい菌が潜在的に広まっており、中耳炎が治りにくい要因の一つとなっています。
2〜3才を境に少しずつおこさなくなりますので、我慢強く付き合いましょう。
上手な鼻かみを教えることも必要です。
- Q:滲出性中耳炎がなかなか治りません。
- A:
- 滲出性中耳炎は、幼児期の子供や高齢者に多い中耳炎です。
治りにくく繰り返しやすい病気で、治療期間が数ヶ月〜数年かかることがあります。小学生になる頃にはほとんどの子供は治癒しますが、なかには慢性化することもありますので、根気よく付き合うことが大切です。
難治性の場合、鼓膜切開や鼓膜に換気チューブを挿入したり、アデノイドや扁桃腺の手術をすることもあります。
- Q:急に耳が聴こえにくくなったら
- A:
- 突発性難聴の可能性があります。時間が経つと回復しなくなりますので、出来るだけ早く(1週間以内)耳鼻科を受診してください。
- Q:めまい=メニエール病ですか?
- A:
- めまいといえば「メニエール病」が有名ですが、メニエール病というのはそれほど多い病気ではありません。
めまいといっても、症状も原因も様々です。耳鼻科での検査、診断が必要です。
- Q:乗り物酔いしやすいのですが
- A:
- 乗り物酔いは10才前後が最も多く、成長とともに改善していきます。
対策は、空腹のまま乗り物に乗らないこと。
なるべく前方の席に座り、遠くの景色を見るように心がけること。
ガムを噛んで、頭を覚醒させたり暗示にかける(チューイング効果)などの方法があります。
酔い止めの薬を飲むのも一つの方法です。
- Q:鼻血が出たときの処置法は?
- A:
- 鼻血が一番出やすいところは、鼻中隔(左右の鼻の仕切り)の前の方のキーゼルバッハ部位という血管の豊富なところです。
鼻血が出たらあわてずに、この部位を圧迫するため鼻翼(小鼻)をつまんで強く10分くらい押さえてください。この際、仰向けに寝ると血流が咽喉に流れますので、座って顔を少し下向きにします。 咽喉や口に溜まった血流は、飲み込まず軽く吐き出してください。 出血が止まったら、鼻をいじらないようにしてください。
度々出血する場合は、電気凝固で止血させます。
- Q:鼻づまりに市販の点鼻薬をよく使いますが、最近効果がありません
- A:
- 市販の点鼻薬は血管収縮剤なので一時的に鼻づまりが治まりますが、すぐにリバウンドがおきたり、使いすぎると鼻粘膜がかえって腫れて鼻閉がひどくなります。その場合、点鼻薬を中止することが必要です。市販の点鼻薬の使用は最小限に留めましょう。
- Q:鼻の中を水で洗ってもいいのですか?
- A:
- 粘い鼻水や膿性鼻汁の場合、鼻をかんでも出にくいことがあります。
このような時には、体温程度に温めた薄い塩水(生理食塩水)で洗うと、鼻汁が排出されてすっきりします。
しかし、鼻粘膜には多くの繊毛がありいろいろな働きをしています。冷たい水道水で鼻を洗ったりすることは鼻粘膜を傷つけることになりますのでやめましょう。
- Q:蓄膿症(副鼻腔炎)は最近では手術しないのですか?
- A:
- 以前おこなわれていたような手術は稀になりました。近年はマクロライド療法といって、マクロライド系抗生物質を、通常服用する1日量の半量で長期間服用します。こうした治療法で治りにくい方は内視鏡を使って鼻内から行う内視鏡下鼻副鼻腔手術が広く行われています。
最近は、アレルギーの関与した特殊な副鼻腔炎も多く、喘息を合併する場合もあり治りにくいタイプのものもあります(好酸球性副鼻腔炎)。
- Q:脳ドックで蓄膿症(副鼻腔炎)といわれたが
- A:
- 最近は脳ドックが普及し、たまたま蓄膿症が見つかることがあります。多くは無症候性といって症状がないことも多く、心配はないものがほとんどです。耳鼻科に相談してみてください。
- Q:アレルギー性鼻炎はどうして完治しにくいのでしょうか?
- A:
- アレルギー性鼻炎は、体質が関与する病気なので治りにくい病気です。
薬は、アレルギー症状を抑えるものですが、薬がきれると又、症状が出てしまうことが多いのです。ですから極力、原因となるハウスダストやダニを少なくすることが大切です。花粉症の場合も、その年の花粉量によって症状の出方が違いますが、なるべく花粉を浴びない工夫が必要です。
レーザー手術も多く行われていますが、完治する訳ではありません。当院では鼻づまりのひどい方や、薬をあまり飲みたくない方に行っています。又、とても症状が強い方には、後鼻神経切断術という手術をすすめることもあります。
現在のところ、根本的な治療法としては免疫療法が一般的です。注射による方法と経口による方法がありますが、いずれも根気のいる治療法です。
当院では、相談の上、行っています。
薬もたくさんの種類がありますので、自分に合った薬を選択しましょう。いろいろな治療法を上手に組み合わせ日常生活を快適に過ごすことが大切です。
- Q:岩国のスギ花粉症はどのようなものですか?
- A:
- スギ花粉症は地域によって、また、年によって飛散のしかたが異なります。
当院では毎年、スギ・ヒノキ科花粉の飛散量を測定しています。
岩国地区では、毎年スギ花粉が1月末より観察されはじめ、2月10日前後に飛散開始(1cuあたり1個以上2日連続して観察された最初の日を開始日とします)、2月末から3月初めにピ−クがきます。
ヒノキ科花粉は、3月20日頃飛散開始、3月末から4月初めにピークを迎え、GW前には終息します。
- Q:のどに魚の骨がひっかかったら?
- A:
- よく、ご飯を丸飲みする方がいますが、逆効果です。
少しずつ残った食事を食べてみましょう。救急受診する必要はありませんが、取れない場合は、なるべく早めに耳鼻科を受診してください。